御挨拶
会長 岸 利治(平2)

令和7年度の同窓会長を仰せつかりました岸と申します。副会長には、学外から平成3年卒の齋藤博之様(国土交通省)、専攻から羽藤英二教授にご就任いただきました。
一大行事である全体同窓会(総会)は、10月11日(土)午後に本郷キャンパスで開催します。一昨年度から始まり、過去2回の開催が好評であった「みんなの教室」は、昨年度に続き、卒業20周年と40周年、そして10周年と30周年の組合せで、それぞれの幹事の皆様によって魅力的な企画が練られています。夕刻からの全学年懇親会「会いに行こう」と併せてご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、会長としての重要な任務の一つは地方支部訪問と伺い、5月31日(土)に東大土木・都市工等合同北陸支部同窓会の見学会と懇親会に、また、7月4日(金)に東北支部である東杜会の例会に参加させていただきました。いずれの会も支部長・幹事の皆様のご尽力により、とても和やかで魅力的な集まりで、毎回の支部行事に参加し交流の喚起に努めてきた赤池あゆこ事務局長の貢献の大きさも感じました。今後、開催される支部企画にも可能な限り参加させていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
6月12日(木)には、工学部11号館 HASEKO KUMA HALL で評議員会が開催され、前年度の活動報告と決算報告、並びに今年度の活動案と予算案のご承認をいただきました。皆様のご理解と事務局のご尽力による会費納入者数の増加と広告協賛への各社のご協力により、昨年度決算は辛うじて黒字となりましたが、依然として同窓会の財務状況は厳しく、会費を納入してくださる会員数を増やすことが重要な課題となっています。
このような状況を踏まえて、今年度の年会費の設定では、会費部分と名簿代の切り分けを行い、年会費の引き下げを行うと共に、名簿が必要な方には別途名簿代をお支払いいただく形としました。近い将来、同窓会にとって重要な名簿発行の役割は冊子からオンラインに切り替える方針ですので、ShakiNetをご活用いただければ幸いです。
同窓会の活動をサステイナブルなものにすることは重要な課題です。現在の事務局体制となり10年が経過しましたが、その間、赤池事務局長の個人的な貢献の重要度が増す一方で、年度ごとに交代する会長の関与はあるものの、専攻・教室全体としての責任ある関与が希薄となり、現状として、同窓会の安定した運営と更なる活性化に向けて改善すべき課題は少なくないと認識しています。そこで、事務局からの提案もあり、同窓会の法人化に向けた検討を進めることといたしました。今後、専攻・教室でも議論を深め、望ましい組織の在り方を明確にし、法人化に向けた検討を本格化させてまいりたいと存じます。
引き続き、同窓会活動へのご理解とご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
2025年6月30日